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相続放棄の前に遺品整理をやってはいけないって本当?理由を解説
相続放棄をするなら遺品整理をやらない方がいい。
遺品整理をするなら他の相続人と話し合って行う。
このような話を耳にしたことはありませんか?
遺品整理に関してこういった話があるのは、遺品整理が相続放棄などの相続手続きに関係してくるからなのです。
相続放棄などの相続手続きの前に遺品整理をやらない方がいい理由について解説します。
遺品整理や相続放棄とは?
相続放棄の前に遺品整理をやってはいけない理由の前に、まずは遺品整理や相続放棄の意味を説明します。
1.遺品整理とは?
遺品整理とは故人の持っていた物(私物など)を整理することです。
死は突然です。
そのため、故人の住んでいた部屋や家には、故人の物がそのまま残っている状態です。
亡くなった家族や親族の持っていた物を整理・処分することを遺品整理と言います。
2.相続放棄とは?
相続放棄とは裁判所に申し出て行う「遺産をすべて相続しない、放棄する」ための手続きです。
相続放棄をすると預金や不動産などのプラスの遺産、そして借金などのマイナスの遺産をすべて放棄(相続しない)ことになります。
なお、相続人の話し合いで「自分は遺産はいらない」と放棄することもありますが、これは相続放棄ではありません。
あくまで相続人同士の話し合いによる遺産分割です。
相続放棄は裁判所でしかできません。
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_13/index.html
相続放棄の前に遺品整理をやってはいけない理由
相続放棄など相続手続きの前に遺品整理をやってはいけないと言われるのはなぜなのでしょう。
また、遺品整理をやるときは他の相続人と話し合いや協力をした方がいいとも言われますが、これについても理由を説明します。
理由①うっかり遺産を処分する可能性があるから
遺産と言えば預金や不動産、有価証券などを想像する方も多いかもしれません。
遺産は預金や不動産などだけでなく、故人が大切にしていた物も含まれます。
たとえば美術品や貴金属なども遺産です。
相続放棄などの相続手続き前に遺品整理をすると、遺産に含まれるような価値あるものをうっかり処分してしまう可能性があります。
そのため、まずは相続放棄などの相続手続きを優先した方がいいと言われるわけです。
また、ご自身だけ、あるいはご家族だけで遺品整理をした場合、不動産の権利書など相続手続きに必要なものをうっかり処分することもあります。
他の相続人から「なぜ故人の大切なものを勝手に処分したのだ」と言われてトラブルになるケースも少なくありません。
理由②相続放棄が認められない可能性があるから
裁判所に相続放棄を申し出たとしても、必ず認めてもらえるわけではありません。
勝手に遺産を処分しているなどの事情があると、裁判所に相続放棄を認めてもらえない可能性があります。
相続放棄は遺産のプラスとマイナス(借金など)の両方を放棄するための手続きです。
遺産を勝手に処分してからの相続放棄を認めてしまうと、「預金などのプラスは懐に入れて、借金などのマイナスだけ放棄する」という都合の良い使い方をする相続人が出てきてしまいます。
相続放棄の手続き前に遺品整理をすると、裁判所から「あなたは勝手に遺産を処分したから、相続放棄は認めない」と言われる可能性があるわけです。
最後に
先に遺品整理をすると相続放棄が認められなくなる可能性があります。
他の相続人とトラブルになるリスクや、相続手続きに必要になるものをうっかり処分するリスクもあるため、
・相続放棄を考えている
・すぐに遺品整理したい
という場合は慎重に動く必要があります。
特に相続放棄が認められなくなると大変なので、こういったケースでは司法書士や弁護士などに先に相談した方が安心です。
加えて、「大切なものを捨ててしまった」と困らないように、遺品整理のプロに作業を依頼すべきです。
当社は遺品整理のプロです。
トラブルにならないための遺品整理なら、古平郡古平町の丸栄成田にお任せください。
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